本年度の自動車税、滞納差し押さえ強化…渡島支庁

update 2009/12/9 11:31

 渡島支庁は本年度、自動車税の滞納者に対する差し押さえを強化する。来年3月までに昨年度実績の約2倍に当たる2000人、1億6000万円の未納分の徴収目標を設定。同支庁納税課は「差し押さえになる前に滞納者は相談してほしい」と呼びかけている。

 自動車税は道税収入の柱の一つで、道の税収入全体の2割近くを占める。納付期限は例年5月末までだが、昨年度の渡島管内の徴収額は59億9200万円で、徴収率は94・4%。道内各支庁と札幌道税事務所の計15カ所の中で下から4番目に低かった。

 同支庁管内の今年10月末までの累計の未納額は延べ1万6000件、6億2000万円に上る。前年同期より3000件、1億1000万円分減ったが、「不況で車に乗らなくなった人が増えているのに加え、前年度からの積み残しも4割程度含まれる」(同課)という。

 本年度の差し押さえは、10月末現在で預貯金が680件(5900万円)、給与が55件(400万円)、生命保険が45件(同)など。今後は来年3月までに、預貯金820件(6500万円)、給与245件(1800万円)、生命保険155件(1000万円)を差し押える予定だ。

 こうした現状を踏まえ、同支庁は1日、滞納者約6700人に差し押さえ予告書を送付し、勤務先などにも通知した。「あなたの滞納見逃しません!」と例年にない強調表現を使い、10日までの納付を求めている。同課は「車検時にまとめて納付する人も多い。税負担の公平性を保つため期限内納付を」としている。

 同支庁は10日午後5時半―同8時まで、夜間窓口を開設し、納税や納付に関する相談を受け付ける。問い合わせや相談は同課TEL0138・47・9403。

提供 - 函館新聞社




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