濱谷江差町長 3選出馬表明へ
update 2009/12/5 16:37
【江差】来年8月に任期満了を迎える濱谷一治江差町長(64)は4日までに、同年7月の町長選に3選を目指して出馬する意向を固めた。10日に開会する第4回定例町議会の一般質問に答える形で正式に出馬表明する見通し。
複数の関係者が明らかにした。自治体財政健全化法に基づく、早期健全化団体に転落した同町にとって財政再建は急務。行政の継続性を重視する濱谷氏は、引き続き町政運営のかじ取り役を担うことで、同団体からの脱却と財政健全化の道筋を明らかにしたい意向だ。
過疎化の進行や景気後退への対応として、町政の最重点課題に位置付けている企業誘致や道外企業との連携強化を通じて、産業経済の活性化や定住人口の増加に向けた取り組みを加速し、町の将来展望を示したい考えという。
次期町長選をめぐっては、これまでのところ濱谷氏以外に出馬に向けた動きはない。
濱谷氏は上ノ国町出身。江差高卒。1964年に町役場入り。商工観光課長、保健衛生課長、町議会事務局長、桧山広域行政組合総務課長、保健福祉課長を経て、2002年の町長選で、当時の現職を328票差で破り初当選した。06年の前回選挙は無投票だった。現在は桧山広域行政組合理事長、道町村会理事、桧山支庁管内町村会筆頭副会長などを務めている。
提供 - 函館新聞社
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