とろろ昆布の製造最盛期

update 2009/12/4 15:10

 函館特産のガゴメコンブを使ったとろろ昆布作りが、函館市の加工場で最盛期を迎えている。製造加工業「かまだ商店」(鎌田博之社長)の川汲工場では、従業員が袋詰めなどの製品化作業に追われている。

 同社は地元で採れるガゴメコンブにこだわり、年間約40トンを扱う。3分の1がとろろ昆布に使われ、注文の増える9月から12月までが製造ピークとなる。ほかにおぼろ昆布やきざみ昆布も作っている。

 原料のガゴメコンブはまず酢水に数十秒つけ、最低半日寝かせてうま味を出す。切って汚れを取り除いた後、圧縮して約60キロの塊に加工。その塊を専用の機械で薄く削り、1枚約2グラムに仕上げる。

 機械の削り刃は天気や肉の厚みなどで従業員が微妙に調節しており、機械4台をフル稼働させて1日400キロを製造している。製品の9割は関西、関東に送られる。

 営業担当の田渕亜樹さん(38)は「原料にこだわり調味料を使わないのでつやがあり、風味や粘り気が良い」と話している。

提供 - 函館新聞社




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