函館酪農公社「ストリングチーズ」がコンテストで優秀賞

update 2009/12/4 15:09

 函館酪農公社(函館市中野町、柴田満雄社長)の「ストリングチーズ」が、国内チーズ業界で最高峰の「第7回ALL JAPANナチュラルチーズコンテスト」(中央酪農会議主催)で、優秀賞を受賞した。約半年の試作期間を経て、ことし5月に発売した新しい商品。開発の中心となった同社チーズ担当の加藤久さんは、「手作りにこだわった品質の良さが認められた」と喜んでいる。

 同コンテストは、国産ナチュラルチーズの正確な技術や品質を評価するなどの目的で、1998年からほぼ隔年で開催している。今回は11月中旬に東京で審査し、結果を発表。「フレッシュ」や「白カビ」「青カビ」「ハード」など9部門に、全国各地から113作品(52社)が出品し、うち30作品が入賞した。

 優秀賞は、5作品が選ばれる最優秀賞(農林水産大臣賞など)に次ぐ賞で、25作品が選ばれた。ストリングチーズは、エサからこだわった八雲町産の生乳を原料に、塩分を控えめにして牛乳の風味を生かした作品。審査員は「(審査対象となる)味や組織、風味、外観を総合して、バランス良くまとまった作品」(主催者)と評価した。

 加藤さんは「国内でどの程度通用するか力試しのつもりで出品したが、受賞をきっかけに商品開発の意欲がさらに大きくなった」と言う。これまでは同社に併設した直売店でのみの限定販売だったが、道南一帯を広く走る直売カーでも扱い始め、売れ行きは好調だという。一袋(約60グラム)400円。問い合わせは同社TEL0138-58-4460。

 また同コンテストの道南からの入賞はほかに、せたな町西大里の村上牧場ミルク工房レプレラのハードタイプ「ガンビ」が優秀賞を受賞した。

提供 - 函館新聞社




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