江差風力開発、風車5基の立地場所を変更

update 2009/12/4 15:09

 【江差】江差町北部で出力1万9500キロワットの風力発電事業を展開する江差風力開発(東京)は3日までに、町内北部で建設を予定していた風車10基のうち半数の5基について、用地確保上の問題から、立地場所を五厘沢地区から鰔川町の山間部に変更する方針を町に伝えた。

 同社は当初、水堀―朝日―越前の平野部に1―5号機、慶喜トンネル東側の丘陵地帯に6―10号機を設置する方針だった。だが、管内の企業倒産などの影響で土地の権利関係に問題が生じ、立地場所の変更を余儀なくされたという。

 このため、6―10号機は当初の建設予定エリアからは約3キロ、逆川ダムの約1.5キロ北東側で、乙部町との町境に接する鰔川町北側の山間部に変更した。新しい立地場所は山地の尾根付近当たり、直近の民家からは500メートル以上の距離がある。

 同社は当初、来年4月までに10基の風車を完成させ、北海道電力(札幌)への買電を開始する予定だった。平野部に建設する5基の風車は予定通りに運転を開始するが、鰔川町に設置する風車は来年4月着工、同12月の完成予定となり、建設計画に大幅な遅れが生じた。

 同社は風力発電事業で国内第3位の日本風力開発(東京)の100%子会社。07年に北電が行った、抽選による買電枠募集で当選した。風車の立地をめぐっては08年9月にも、地盤が軟弱であることなどを理由に、平野部を予定していた風車5基の建設場所を五厘沢地区に変更している。

提供 - 函館新聞社




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