西署が振り込め詐欺で紙芝居制作
update 2009/12/4 15:08
函館西署は、依然として被害が続く振り込め詐欺対策に役立てようと、紙芝居を制作した。孫を装う犯人に高齢者がだまされる「おれおれ詐欺」の手口をテーマに、署員がイラストやストーリーを考案した。各町会などで開かれる防犯講話などでの活用を想定し、広く住民に危機意識を浸透させたい考えだ。
ストーリーは「わしがだまされるわけがない」と豪語する「頑固者」で有名なおじいさん、おれおれ詐欺の手口に精通し、防犯対策に熱心なおばあさんの2人が主役。ある日、おじいさんは、“会社の金を使い込んだ”孫を装う犯人にだまされるが、おばあさんが粘り強い説得を続けて、被害を水際で防ぐまでを12枚にまとめた。
「風邪をひいた」「携帯電話を落とした」とする前兆の電話や、おじいさんが先に孫の名前で語りかけた後に犯人が孫の「太郎」を名乗るようになる様子、本物の太郎に電話をかけて真相が判明する―といった、実際の詐欺被害において共通して注意すべき点が随所に盛り込まれている。
紙芝居はこのほど、同署管内の船見第一町会で開かれた振り込め詐欺の防犯講話で初披露され、好評を得た。同署では今後、署員による出張講話や、貸し出しも検討している。同署生活安全課では「紙芝居を通じて、振り込め詐欺被害防止の意識や、地域のコミュニティーの活性、ご近所間の防犯意識を強めてもらいたい」と話している。問い合わせは同署生活安全課TEL0138-42-0110。
提供 - 函館新聞社
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