松前高と札大が高連携協定締結
update 2009/12/2 09:50
【松前】松前高校(石塚耕一校長、生徒177人)と札幌大学(札幌、宮腰昭男学長)の高大連携協定の調印式が1日、同高校で行われた。高大連携の協定締結は同高校にとって初で、今後、同大学で同高校の生徒が講座を受けるほか、来年には大学の出前講座などを実施するなど、教育機能面で連携する。
同高校では、高大連携協定の締結によって、生徒の学習意欲と進路意識を高め、地域の活力となる人材を育成することを目的としている。また、教員の資質、能力の向上を図る。
調印式には同大学から宮腰学長ら3人が出席。同高校の全校生徒が見守る中、石塚校長と宮越学長が署名し、協定の調印が交わされた。協定書には@同高校の生徒の受講受け入れA大学からの教員派遣B講座を通した地域への還元C教員相互の交流―が盛り込まれている。
調印後、宮腰学長は「距離的な心配はあったが、松前高の特色ある教育内容、システムに興味を持った。大学の教育資源やノウハウを高校生に提供することで、学問への刺激を与えることができる。1人1人の進路選択を支援し、交流を深めていく」とあいさつ。石塚校長は「来年度から『松前学』『書道教育』『国際教育』を3つの柱として進めていく。札幌大学との連携によってさらに魅力ある学校づくりと教育力をアップさせることができる」と話した。
連携の第1弾として、同高校は18、19日に同大学に1年生58人を派遣する。フランス語や文化の講座を受講する予定となっている。
提供 - 函館新聞社
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