「海」「科学」触れ合う場に…水産・海洋研究拠点 整備基本計画案まとまる

update 2009/11/30 12:42

 函館市はこのほど、「函館国際水産・海洋都市構想」の一環として旧函館ドック跡地に整備する水産・海洋研究拠点の整備基本計画案をまとめた。ドック跡地全体を「函館マリンサイエンスパーク(仮称)」と位置づけ、多くの市民が「海」や「科学」と触れ合う場所として整備する考え。庁内や各高等教育機関などからの意見聴取を踏まえ、市は年内の成案化を目指している。

 基本計画案では、ドック跡地(11・3ヘクタール)を研究開発拠点エリア、市民交流エリア、港湾機能エリアとして整備する。

 研究開発拠点エリアには、中核施設となる「国際水産・海洋総合研究センター」を整備。産学官連携機能として各学術研究機関を結びつけるコーディネータセンターも設けるほか、社会教育での活用を視野に、公開講座や子どもの体験学習が可能なスペースなども整備する。

 市民交流エリアでは屋外飼育・展示交流スペースとして「ふれあい人工海浜」などを整備し、市民や観光客が海や海洋科学に親しめる場所とする考え。また、港湾機能エリアは北大水産学部の「おしょろ丸」といった、調査研究船の寄港基地とする。

 事業費は土地整備費などを含め、約40億円と試算しており、財源はすべて合併特例債を充てる考え。特例債の適用期限(2014年度)を踏まえ、来年度から基本設計、実施設計、建設を進め、14年度の供用開始を目指している。

提供 - 函館新聞社




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