市民オペラ「シンデレラ」熱演
update 2009/11/29 10:39
函館市民オペラの会(高市一男運営委員長)の第4回オペラ研究室公演「シンデレラ」(同会、函館市文化・スポーツ振興財団共催)が28日、同市五稜郭町37の市芸術ホールで行われた。712席の座席はほぼ満席となり、観客は美しい音楽と壮大な舞台に引き込まれた。
物語は、強欲な継父と義姉たちに苦しめられながらも誠実な思いを貫くシンデレラに王子が心を引かれていくという筋立て。厳しい状況を描きながらも、随所に笑いを誘うコミカルな演技で観客の心をつかんだ。
伊藤亜希子さんのピアノに合わせて、シンデレラ役の次藤正代さんや王子ドン・ラミーロを演じた前田治さんらが歌うシーンは圧巻。森洋子さんが弾くチェンバロの繊細な音色に出演者が情感を込めて言うせりふも、場面の切り替えに効果的だった。
王子とシンデレラが結ばれ、フィナーレを迎えると観客の拍手の音で会場はいっぱいに。カーテンコールが終わるまで拍手は続いた。本町の女性(45)は「オペラは初めてだったが、出演者の歌と演技が素晴らしく時間を忘れた」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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