磨光小の前田君 作文コンで最高賞
update 2009/11/28 12:52
函館磨光小学校(須藤由司校長)5年生の前田啓輔君(10)が、第18回国際理解・国際協力のための作文コンテスト(日本国際連合協会道本部、道主催)で最高位の同協会道本部長賞に輝いた。作文は「戦争よ、もううばわないで」と題し、大切な家族を失う戦争の悲惨さを訴えた。27日には函館市尾札部町の同小で伝達式が行われ、前田君は「戦争は悲しいことだと伝えたくて書いた」と受賞を喜んでいる。
このコンテストは小、中学生を対象に、世界的な平和、安全、人権などをテーマに毎年募集している。今回は小学生の部に15点が寄せられた。同小の特賞入賞は3年連続。
前田君は戦争で大切な人を亡くした人の話が盛り込まれた本を読み、「戦争は、幸せではなく、悲しみや辛さを生む」と痛感。本で戦没者画学生の存在などを知り、生きることの大切さや家族と生活できる幸せを再認識し、「どうか、うばわないで。大切な人を、命を、夢を」とつづった。
10月30日には札幌で表彰式が行われたが、前田君は新型インフルエンザによる学校閉鎖のため参加できなかったため、学校で伝達式を行うことになった。この日、来校した浅利元宏同協会渡島地方支部副支部長(渡島支庁副支庁長)から賞状を受け取った前田君は、全校児童の前で作文を読み上げた。受賞について「ありえないと思っていたのでびっくりした」と話していた。
このコンテストでは同小5年生の下池未華さん(10)も佳作に選ばれた。
提供 - 函館新聞社
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