五穀豊穣に感謝、函館八幡宮で新嘗祭

update 2009/11/24 13:44

勤労感謝の日の23日、函館市谷地頭町の函館八幡宮(中島敏幸宮司)では、五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する「新嘗(にいなめ)祭」が開かれた。今年収穫された産物などを神殿に供え、実りの秋に感謝した。

 新嘗祭は、農耕文化を中心としてきた日本で、農民が精を出して育てた新穀を天皇が神に奉って感謝し、自らもこれを食してその年の収穫を祝い国家の安泰を願う。函館八幡宮では一年で最も大きな祭儀とされる。

 この日は、奉賛会や敬神婦人会の氏子など、約30人が参加。御神体がまつられている本殿奥の扉を開け、出席した氏子らが幣帛(へいはく)などを供え、中島宮司が祝詞奏上を行った。

 続いて、石崎地主海神社雅楽会による神楽「浦安の舞」(うらやすのまい)が奉奏された。最後に参加者が玉ぐしをささげ、一年の豊作に感謝の気持ちを表していた。

提供 - 函館新聞社




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