高橋さんら有志、「冬春太鼓」で日乃出町を盛り上げよう

update 2009/11/23 13:30

 函館市日乃出町を和太鼓で盛り上げようとする市民有志がいる。「冬春(とうしゅん)太鼓」と命名。「『日乃出』という地名は縁起がいい。粋な和太鼓の音色でみんなを元気づけたい。年末年始の宴会や祝い事に駆けつけて披露しよう!」とメンバーは意気込んでいる。

 市内千代台町の高橋順一さん(82)が考案し、高橋さんを慕う堤義雄さん(67)、市川正さん(60)、石川悦子さんがけいこに励む。函館鍛神小1年の数馬うららさん(7)も一員で、自宅で練習をしながら休日に仲間入りしている。

 高橋さんは、木琴演奏の道内の草分け的存在として知られ、函館市民さあかすを創る会の代表も務める。「人を喜ばせることが生きがい」と道化師にもふんし、ファンは多い。函館巴太鼓、木古内みそぎ太鼓、南茅部大漁太鼓、箱館やぐらとご当地太鼓の創案者でもある。

 「芸達者な高橋さんに、このまちならではの太鼓をつくってもらおう」―。市川さんらが企画を持ちかけ、高橋さんは「それはいい。夢と遊び心を持って音色を生み出そう」と協力。9月中旬から構想を練り、11月上旬には音色をほぼ完成させた。

 けいこ場所は、日乃出町21の「スナック ひので」。営業前の2時間、練習を重ねる。「体で覚えるのが一番」と譜面はない。「トントントントン、トトントトン」と高橋さんの声にばちを振るう。

 打ち出しは、夜明けから朝日が輝かしく昇る様子を表現。小刻みな小さな音色が、奏で合い、次第に豪快さを加えていく。「イヨッ、ハッ!」と張りのある掛け声も印象的だ。

 メンバーは「ドシンと体に響く音が最高。相打ちがうまく決まれば気持ちいい。なかなかさまになってきた。豆絞りの鉢巻きも似合って、ばっちりだべさ」と笑い、お披露目に向け最終調整をする。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです