障害者就労支援へ「地域サービスセンター」開設

update 2009/11/22 16:28

 障害者の就労支援を推進する「地域サービスセンター はこだて」(渡會栄子センター長)が函館市中島町12のNPO法人全国精神障がい者地域生活支援センター(能登正勝理事長)内に開設された。同法人が母体となり、就労機会を求める障害者らに専門家が助言する。パンフレットも完成し、関係者は「障害の有無にかかわらず、誰もが一緒に働き、交流し、各自の夢の実現を目指したい」と利用を呼び掛けている。

 「障害者福祉サービス事業所 就労継続支援B型『地域サービスセンター はこだて』」として10月29日付で認可を受けた。雇用契約を結ばない障害福祉サービスで、就労に必要な知識や能力向上を図る。作業収益を工賃にする。

 職業指導員や生活支援員の指導を受けて仕事をこなす。事業内容は、中島廉売の店舗での荷造りや配達作業。パソコンの部品交換・修理、データ移動作業、アンケート集計や会計などのプログラム作成、名刺・年賀状づくりと範囲は広い。大学や商店街の協力を受けた自主的な研究で新商品・特産の開発も行う。

 勤務は月曜から土曜までの午前10時―午後4時。休みは日曜・祝日、夏・冬期休暇、年末年始。昼食もある(有料)。

 パンフレットには「あなたの希望をもって、一緒に働き、みんなが自分の夢を実現しましょう!」と書かれ、事業体験も行っている。利用は、各自治体の福祉窓口で発行する「障害者福祉サービス受給証」が必要。

 渡會センター長は「就労とともに奉仕活動もあり、参加者、地域住民との親ぼくも深まる。センター利用は気軽に相談してほしい」。パンフレットの図案を担当したセンター事務局の兼平新吾さん(函館聴覚障がい者協会)は「いい出来上がり。多くの人に一度手にとってみてもらいたい」としている。パンフレットは同法人で配布している。

 問い合わせはセンターTEL0138・51・0026、ファクス同51・0044。電子メールはwatarai@mls-j.com

提供 - 函館新聞社




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