市水道局が来年度22人削減案を提示

update 2009/11/18 12:57

 函館市水道局(中林重雄局長)は17日、全水道函館水道労働組合(土田敬一執行委員長)に対し、来年度の職員数について22人の削減案を提示した。本年度の職員定数は247人。同労組は提案の妥当性を精査した上で、年内に回答する予定。

 提案によると、市内の水道、下水道管を一元管理するため水道課と下水道課を統合して管路整備室を設け、両課合わせて70人の職員を51人とするとした。このほか、水道、下水道の一部、温泉課の維持管理業務すべての委託化などで、事業部全体では29人減。管理部は新たに経営企画課の設置のため7人増となり、両部合わせて22人の削減を求めた。2008年度は同局の18人削減の申し入れに対し、実績は17人だった。

 職員数の見直しは「行財政改革新5カ年計画」に沿ったもので、市民に対する安定した水の供給と快適な生活環境の確保に向けた、事業経営の健全化が目的。土田執行委員長は「提案に至った水道局財政の厳しい現状を認識した。市民サービスの低下を招かないよう、新たな組織づくりにはよりよい提案を、委託に関しては精査を重ねていく」としている。

提供 - 函館新聞社




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