石館、舟田さん「盤景」見事…大沼・駒ケ岳表現
update 2009/11/17 13:41
函館市亀田本町の石館とみさん(93)は、水盤に土や砂を盛り付けて自然の風景を立体的に表現する「盤景」(ばんけい)を楽しんでいる。「この面白さを多くの人と共有したい」と大沼・駒ケ岳を題材にした作品を、亀田本町第5町会(黒澤紀夫会長)文化祭に展示。「これはすごい。大沼の紅葉の美しさを間近で楽しめる」と注目を集めた。
石館さんの友人で、市内杉並町で盤景教室を開く舟田静川さん(91)の手ほどきで仕上げた。作品は横50センチ、縦30センチ、水が入る深さは10センチほど。絵手紙を見ながら図案を練った。
湖岸の鮮やかな紅葉、天にそびえる駒ケ岳を幻想的に仕上げた。「ハクチョウの動きも大事」と穏やかな湖面に群れで漂う様子は、「ガー、ガ」と鳴き声が聞こえてきそうだ。
盤景は、その作品を練り直して再度、新しいものをつくる。土などの材料はそのまま活用される。
石館さんは「舟田先生に八割方つくっていただきました。文化祭でみなさんに喜んでもらえて幸せです。今度、何を作ろうか楽しみ」と笑顔。舟田さんは「石館さんの温かな思いが詰まったいい作品。盤景の奥深さ、魅力を感じ取ってもらえれば光栄です」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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