好みの色作ります…石田文具でインク工房
update 2009/11/15 12:49
【北斗】世界でひとつだけの色を楽しんで―。北斗市七重浜2の石田文具で14、15の両日、専門家が依頼者の好みに合わせて万年筆のオリジナルインクを調合する「インク工房」が開催されている。同店ではオリジナルインク「函館トワイライトブルー」も販売しており、「深みのある夕闇のブルーを楽しんでほしい」と話している。
同店では3年前からペンドクターの川口明弘さんを迎え、万年筆の修理や調整を無料で行う「セーラー万年筆ペンクリニック」を実施。今回は万年筆の魅力をさらに深く知ってもらおうと、道南で初めてインク工房を同時開催することとなった。
インクを調合するのは、セーラー万年筆に勤務する石丸治さん。2005年に東京で行われた「世界の万年筆祭」で、バーテンダーの衣装に身をまといカクテル用のシェーカーを使ったパフォーマンスが評判となり、以後インクブレンダーとして全国各地を飛び回るようになった。
この日、函館市内から訪れた小池田富祐さん(52)は、すでに製造中止になった海外メーカーのインクの再現を依頼。石丸さんは元のインクの色に小池田さんの意見も取り入れながら、20分ほどでオリジナルインクを完成させた。小池田さんは「自分好みの色に仕上がったので、大切に使いたい」と笑顔を見せていた。
石丸さんは「難しい注文の場合は2時間以上かかることもあるが、お客さんの満足した姿が見られるのが最高に楽しい」と語る。
また同店では、函館の夜景をイメージしたインクの調合を石丸さんに依頼し、「函館トワイライトブルー」として2100円(50グラム)で限定販売している。石田直孝課長は「今後も函館をイメージしたさまざまなインクを開発していきたい」と話している。
インク工房とペンクリニックは15日も午前10時から午後5時まで実施している。問い合わせは同店TEL0138-49-3171。
提供 - 函館新聞社
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