ササラ電車 出動準備OK
update 2009/11/14 13:24
さぁ来い、冬将軍―。函館市交通局の専用除雪車両「ササラ電車」が13日、降雪期を前に試運転を行った。市電の路面上に積もった雪を高速回転させた竹の束ではねる仕組みで、ササラが正常に回転するかどうか、同局職員が入念に確認した。
同局はササラ電車を2両所有。明治時代後期から客車として使っていた車両を1937(昭和12)年に改造したもので、委託業者によるトラックでの除雪が間に合わない場合や、大雪の際に出動する。2006、07年度は少雪のため出動機会がなかったが、昨年度は今年1、2月に計2日間、延べ9回の出動があり、約50キロを走った。
ササラは長さ30センチの孟宗竹を約200本束ね、車両の前後に合わせて約900束を装着している。この日は駒場車庫(駒場町15)内で職員が電車の状態を確かめた後、ササラの回転を止めた状態で駒場車庫―五稜郭公園前間を1往復し、本番に備えていた。
提供 - 函館新聞社
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