風車組み立て本格化 江差北風力発電所

update 2009/11/13 10:07

 【江差】町内北部で建設が進む「江差北風力発電所」では、風車の組み立て作業が本格化に始まった。今週に入り1基目となる風車が初めてお目見えし、巨大な支柱が田園地帯の中でひときわ目を引いている。。

 風車は町内北部の水堀、朝日、小黒部、越前の農村地帯で建設中。高さ約120メートルもある支柱などは、輸送船で江差港北ふ頭に陸揚げ。夜間に大型車両で建設現場に輸送する。分割された支柱は大型クレーンで釣り上げ、現地で組み立てる。近日中には、発電機を納めた本体部分や巨大な羽根の取り付けも行われる予定という。。

 同発電所は、国内風力発電3位の日本風力開発(東京)の子会社・江差風力開発が今年3月に着工。出力2000キロワットの風車10基を建設。来年4月にも商業運転に移行する予定。総出力は1万9500キロワット。7月には風車を基礎部分に固定するための鉄筋6.7トンが倒れて作業員7人が重軽傷を負う事故が発生。一時は工事が中断したが、同社は町に対して「建設計画全体への影響は少ない」と説明している。。

 町内では、町の第3セクター・江差ウインドパワーが、元山地区で出力750キロワットの風車28基を運転している。五厘沢地区でもエコパワー(東京)が設置した400キロワットの風車2基も稼働中だ。電源開発(同)も、上ノ国町の夷王山(159.2メートル)南側にある、町営八幡牧野一帯に出力2000キロワット級の風車14基の建設を予定。桧山南部は、道内有数の風力発電立地エリアになる。

提供 - 函館新聞社




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