「魅力的な街」語る 未来大・開学10年記念イベント 新井満さんが講演
update 2009/9/9 11:49
公立はこだて未来大学(中島秀之学長)の開学10年記念イベントとして、作家新井満さんの講演やシンポジウムが8日、函館市亀田中野町の未来大で行われた。新井さんは「千の風になって」の誕生エピソードを紹介し、魅力的なまちづくりの条件を「安心して産め、日々暮らせ、死ねること」などと語った。
約170人が来場。新井さんは「千の風に吹かれながら函館の未来について考える」と題した講演で、妻を亡くした友人とその家族のために「千の風―」の英語詩を翻訳した体験を振り返り、「大切な人の横顔を思い出して」と話して歌詞の1、2番を朗読し、3番を力強く歌い上げた。
また、元気で魅力的な街の条件に@老人が安心して晩年を暮らせ、死ねるA安心して子どもを産めるB安心して日々を楽しめる―を挙げ、「ぜひ函館にそんな街になってほしい」と語った。
講演後、西尾正範市長と中島学長を交えて行われたシンポジウム「元気な函館を目指して〜函館の魅力をどうやって、日本中にアピールしたら良いのだろう?」では、中島学長が研究施設の集積を図る市の「国際水産・海洋都市構想」に関連し、西部地区に北大、教育大、未来大の新キャンパスを集める青写真を提案した。最後は新井さんが作詞作曲した「星のまちHAKODATE」を来場者と一緒に全員で合唱して締めくくった。
提供 - 函館新聞社
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