「介護の日」制定記念で大妻高卒業生が母校で講話
update 2009/11/12 12:39
介護福祉の現場で活躍する卒業生が講師を務める講話が11日、函館大妻高校(池田延己校長、生徒461人)で開かれた。2人の先輩が「大いに悩んで、進路を決めてほしい。仕事にはこれという正解はなく、日々の努力が大事。頑張って」と福祉科2、3年生計61人に働く意義や仕事へ向かう姿勢を伝えた。
介護老人保健施設「やわらぎ苑西桔梗」介護部マネジャーの塚原百里さん(福祉科2回生)、特別養護老人ホーム「函館百楽園」介護係長、佐藤ももえさん(同3回生)が駆けつけた。
塚原さんは、一度離職したが、利用者との出会いが介護現場へ戻るきっかけを生み、「もっと充実した介護サービスをしたい」と施設で各種改革を推し進めてきたことを紹介。佐藤さんは、在校生の国家試験受験勉強に触れ、「今は大変だと思う。でも、社会の現場でこの経験が必ず生きてくる」と激励した。また2人は「介護に終わりはない。常に意識を持って取り組むことが重要」と強調した。
講話後に「先輩に聞く」と題し、教室で先輩に質問。生徒は、利用者との意思疎通の取り方や、実習時の留意点などを質問し、佐藤さんは「仕事で大事なのは技術うんぬんより気持ち。勉強と経験を積んで、感受性豊かな大人になってほしい」とアドバイスしていた。
2年の盛田有希さん(16)は「先輩の豊富な経験談を聞くことができてよかった。社会に出てもしっかりと頑張れるように、毎日の勉強を頑張りたい」と話していた。
講話は、11月11日「介護の日」制定記念フォーラムとして実施。函館短大保育学科の新沼英明専任講師による基調講演も行われた。
提供 - 函館新聞社
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