北斗茂辺地小でサケの採卵体験学習

update 2009/11/11 15:45

 【北斗】茂辺地小学校(黒田雅世校長、児童27人)の3、4年生7人が10日、渡島さけ・ます増殖事業協会の茂辺地ふ化場で、最盛期を迎えているサケの採卵・人工授精の体験学習を行った。児童たちはオレンジ色の魚卵に触れながらサケの生態やふ化について学んだ。

 同校では、同協会の協力を得ながら地域の基幹産業となっているサケ漁の見学・体験学習を授業に取り入れている。

 児童たちは道立水産ふ化場(恵庭市)の職員からサケの誕生から川へ遡上するまでの成長過程について説明を受けた後、茂辺地ふ化場の職員の手ほどきを受けながら採卵作業に挑戦。

 腹から取り出した魚卵に、雄サケの腹の部分を絞り込んで白い精子を噴出させると、児童たちは「わーすごい」などと歓声を上げていた。このほか、精子の混じった魚卵をかき混ぜる作業も体験。3年生の野呂梨湖さん(9)は「卵がプチプチして気持ち良かった。サケのことが分かった」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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