大沼観光協会が来年5月に法人化
update 2009/11/11 15:43
【七飯】大沼観光協会(堀元会長)は来年5月、任意団体から社団法人化する方針を固めた。6日に同協会の役員や町の担当幹部、農業、商工団体の役員11人で設立準備委員会を発足し、堀会長を委員長に選任。法人名を「七飯大沼国際観光コンベンション協会」(仮称)とし、法人化に向けた実務作業を本格化させた。
同協会の法人化をめぐっては長年にわたり協会内部で検討されていたが、2007年の総会で、10年に迎える創立60周年に合わせ法人化することで意思統一を図っていた。
同協会は1949年に創立。大沼湖水祭りや大沼函館雪と氷の祭典の開催など、大沼周辺の観光振興を推進してきた。自主財源で組織運営をしているが、会員や協賛金の減少で組織の弱体化が進んでいる。堀会長は「旅行者の多様なニーズや町全体の観光振興を図っていくには任意団体では限界がある。責任ある活動をしていくには社会的な信用を高めた法人化が必要」と狙いを話す。
町も法人化に向けて支援する意向を示しており「町内には大沼のほかにも観光資源があり、一体的な観光振興ができる」(商工観光課)と期待を寄せる。町も合わせて資金面や人材派遣など支援の検討を進めており、来年3月の町議会定例会までに関連条例案を提案し議決を得たい考え。
今後は、毎月1回程度、準備委員会を開き、来年2月までに定款や設立趣意書、事業計画をまとめる考え。町内全域で会員も募集する。5月の協会の定期総会では、組織を発展的に解散した後、設立総会を開き、会員の承認を得る。
堀会長は「全町的に観光資源の発掘、発信をしていく体制を築いていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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