北斗市、燃やせるごみの排出量、前年比105トン増、可燃ごみに生ごみも目立つ

update 2009/11/10 13:12

 【北斗】北斗市はこのほど、本年度上半期(4―9月)の家庭から排出された燃やせるごみ(可燃ごみ)の状況をまとめた。上半期の合計は前年度と比べ105トン増の3032トン。可燃ごみの袋の中に生ごみが入っていたケースも目立っており、市は改めて分別の徹底を呼び掛けている。

 市は2007年4月からプラスチック製容器の分類、同年11月から、生ごみの分別をスタートさせ、08年度の可燃ごみは07年度の約3割減と一定の成果を挙げた。

 本年度は4月が前年同期の84トン増の548トン、7月が同55トン増の552トンとこの2カ月が極端に突出。ほかの月が前年並みか、前年より少なかったが、結果的に前年を上回る量となった。このペースで推移すると2008年度の5014トンを超え、増加に転じる可能性もある。

 4月、7月で極端に増えた要因は判明していないが、市環境課は「日常生活で急にごみが増えるとは考えにくい。季節的なものなのか、さらに分析、調査したい」としている。

 一方で、排出された可燃ごみを確認したところ、袋の中に生ごみやプラスチック容器など分別が十分でない袋も見られ、中には収集日に出し忘れたと見られる生ごみが専用の袋に入ったまま出された袋も少なくなかったという。

 同課は「ごみの増加と因果関係があるとは言い切れないが、もう一度、ごみの分別の啓発をしていきたい」とし、このほどちらしを全戸配布して協力を求めた。

 さらに収集する際、袋に指定外のごみが入っていた場合、違反シールをはるなどして厳しく対応していく方針だ。

提供 - 函館新聞社




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