丘珠の新千歳移転説明…全日空が西尾市長を訪問
update 2009/11/6 13:45
全日空は5日、函館市に対し、子会社のエアーニッポンネットワーク(A―net)が運航する丘珠路線の新千歳空港への移転について、来年7月1日に実施する考えを伝えた。
市役所を訪れた同社の平澤寿一企画室ネットワーク戦略部担当部長は、西尾正範市長と会談し、移転理由として、丘珠空港の滑走路(1500b)で使用できる機体が製造中止となり、後継機種がないことや、コスト削減などを提示。「30年ぶりに上期決算が赤字になった。路線を維持しながらコストを下げ、お客さまの期待に応えたい」と理解を求めた。西尾市長は「ビジネスを中心に定着していた路線なので歓迎できることではない。JRとの競争で路線がどうなるのか。できれば丘珠存続を望みたいが、便数、路線はぜひ維持してほしい」と要望した。
同社は移転後も現行の路線、便数(函館は原則1日5往復)を維持したまま、座席数を増やし、乗継割引などを導入する計画。函館関連では、札幌発の最終便を午後5時から同7時に時間変更する予定。冬季就航率アップや乗り継ぎの利便性向上による需要喚起などの狙いもあり、平澤部長は「全体の利便性をアピールし、便数の維持に向けて最大限努力したい」と話した。
4日に道に対し、移転方針を正式表明した同社は、函館市を皮切りに、来週中に関係市町に事情を説明する。
提供 - 函館新聞社
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