台湾観光客 呼び込もう

update 2009/11/5 11:05

 函館市や経済界の代表者ら9人でつくる「東アジア地域(台湾)観光客誘致訪問団」(団長・森川基嗣函館商工会議所副会頭)が4日、台湾に向けて出発した。函館市の谷沢広副市長、函館国際観光コンベンション協会の木村孝男会長らで組織。一行は現地の航空会社や旅行代理店を訪問し、チャーター便の増便や定期便開設を要請する。

 市によると、函館―台湾間を運航してきたマンダリン航空が今年2月に撤退したことを受け、昨年全社合わせて621便あった台湾からのチャーター便は、今年はこれまで約190便にとどまっている。台湾からの観光客も前年同期比で7割減少しているという。

 函館空港(高松町)で開かれた出発式で森川団長は「台湾観光客は函館にとって重要。円高や金融危機、新型インフルエンザなどの影響で難しい状況だが、函館に多くの観光客を呼べるようにしたい」と決意を述べた。

 一行は現地で2班に分かれ、1班はエバー航空や中華航空を訪問し、航空路線に関する要請を行う。2班は旅行代理店などを訪問し、観光需要動向についての聞き取り調査などをこなし、6日に帰函する予定。

提供 - 函館新聞社




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