たゆまぬ精励たたえる 函館市文化賞贈呈式
update 2009/11/4 14:15
2009年度の函館市文化賞贈呈式が3日の「文化の日」に合わせ、函館市民会館で行われた。芸術(芸能)分野で舞踊家の藤間扇世(本名・岡部貴代子)さん(73)に、同(音楽)分野で函館市民オーケストラを設立した中島眞之さん(68)に、西尾正範市長が賞状などを手渡した。
市文化賞審議会(座長・西尾市長)が審議し、市の芸術や文化の発展に寄与した個人や団体に贈る。藤間さんは、1歳5カ月で藤間扇吉氏に入門して以来72年にわたり活動。1983年には他流派の若手6人で「六葉会」を結成して発表会などを開催し、芸の向上や日本舞踊の普及に励んだことなどが評価された。
中島さんは道学芸大学函館分校(現道教育大学函館校)卒業後、作曲活動を行い、市内中学校教諭として吹奏楽指導に尽力した。79年に設立した同オーケストラでは毎年定期演奏会を開催。99年まで団長を務め、現在は常任指揮者として活躍する。
贈呈式で西尾市長は「今日に至るまでのたゆまないご精励に心から敬意を表します」と式辞を述べた。受賞者を代表して藤間さんは、これまでの活動を振り返り「賞の名に恥じないようこれからも一層の研さんに励みます」とあいさつ。中島さんは「音楽仲間や活動を理解してくれた皆さんのおかげと感謝しています」と話した。
提供 - 函館新聞社
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