木古内にまた新星 12キロの巨大ネコ ピョン吉
update 2009/11/2 09:49
【木古内】木古内町泉沢に巨大なネコがいる。体重12キロ、身長80センチ、胴回りは60センチ、手足を伸ばせば1メートル。2、3歳児並みの体格で「初めて見たときは犬と見間違えて思わず振り返った。あそこまで大きなネコは見たことがない」と近所で話題だ。「ふくよかなその姿を見ているだけで心が和む。『幸せの招き猫』として木古内の人気者に育てよう!」とペットによるまちおこしを期待する動きもある。
熊谷ミエさん(68)のペットで、名前は「ピョン吉」(雄、6歳)。つぶらな瞳で白と灰色の毛並みが美しく、漫画「ドラえもん」のような風ぼうだ。温厚な性格で、近所の子どもやお年寄りにかわいがられている。
スコティッシュフォールドという品種だが、極端に大きな成長をする部類ではない。「生まれたときは手に乗る子ネコで鳴いてばかりいたのに、まさかこんなにおがる(成長する)とは」と熊谷さんは目を丸くする。
動物病院での健康診断では「あまり太らせないで下さい」と獣医から忠告を受けるものの、ピョン吉は“暴飲暴食”ではない。固形のキャットフードをつつましく食べる。巨大化の理由は不明だ。
階段を軽々と昇り降り、高い所が好きでタンスの上にも飛び上がる。「太っているけれどこれは筋肉。動けるネコだよ」と熊谷さんは笑う。
愛きょうたっぷりで賢い。「お手」と「お座り」が得意で、3年前にはネコの専門誌の取材も受けた。
木古内には、もじゃもじゃの毛で“人気全国区”の青森県鰺ヶ沢町観光大使「わさお」(秋田犬)に似た「ペル」がいる。ペルを観光の盛り上げ役にしようと、木古内町観光協会(東出文雄会長)は「本腰を入れて検討している」と準備している。
ピョン吉の存在を知った東出会長は「今度はネコときたか。『ペル』と共演できれば」と笑い、「大きくて人懐こいのなら、みんなに好かれるのは間違いない。個人的には観光事業の発展に協力していただきたい。『ピョン吉』と飼い主の意向も含めて、協会の役員会議で話題に挙げてみる価値はある」と話している。
提供 - 函館新聞社
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