米艦 函館港に入港
update 2009/10/31 10:45
米海軍第7艦隊所属の掃海艇「パトリオット」(1312トン)が30日、函館港に入港し、港町ふ頭に接岸した。艦長のウォルト・C・メイナー少佐以下乗員約80人を、海上自衛隊函館基地隊、函館日米協会会員ら約50人が出迎えた。岸壁ゲート付近では、入港時に市民団体による抗議集会も開かれた。
同艦の寄港期間は11月2日までの4日間で、寄港目的は友好・親善。滞在中は海上自衛隊とのスポーツ交流をするほか、船見町の外国人墓地を訪れる。艦船の函館寄港は米軍艦船では2007年10月以来、それ以外は昨年5月のフランス海軍の試験・測定艦「デュプイ・ド・ローム」以来となる。
歓迎セレモニーでは、同協会の加藤清郎副会長が「心から歓迎します。函館は開港150周年を迎え、155年前にはペリー提督率いる5隻が入港した。来航を記念してペリー提督の銅像も7年前に建立されているので、ぜひ立ち寄ってもらいたい」とあいさつした。メイナー艦長は「この入港は世界で一番重要な日本との友好関係を反映している」と述べた。また同日には函館市役所を表敬訪問し、渡辺宏身企画部長と高橋良弘港湾空港部長が対応した。
一方、函館地区連合会など6団体で開いた反対集会では「市民が創る平和な街・函館」と記した横断幕を掲げて、「入港反対」などとシュプレヒコールを上げた。
提供 - 函館新聞社
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