総務省顧問に寺島町長ら14人

update 2009/10/31 10:43

 【乙部】原口総務相は30日、鳩山内閣の地域主権政策について意見を聴く総務省顧問として、道町村会長の寺島光一郎乙部町長(65)ら14人を起用したことを発表した。

 同日発令されたのは、政府に対する政策提言を行っている橋下徹大阪府知事、松沢成文神奈川県知事、嘉田由紀子滋賀県知事、河村たかし名古屋市長、山田宏東京都杉並区長ら13人の首長と中田宏前横浜市長。いずれも非常勤の顧問として地域主権政策について提言する。

 町長で起用されたのは寺島氏のほか、全国町村会長の山本文男福岡県添田町長、露木順一神奈川県開成町長の3人。上京中の寺島氏は、函館新聞社の取材に対し「地方の住民が必要としている施策は町村の立場だからこそ理解できる。弱い地域にも光を当てることができる、地方重視の政策が実現できるよう提言したい」と語った。

 寺島氏は乙部町出身。北大農学部卒。67年兵庫県入庁(農水省派遣)。68年農水省入省。農水省大臣官房企画官、岡山県津山営林署長、林野庁職員部企画官などを経て83年5月、乙部町長に初当選。現在7期目。01年に檜山支庁管内町村会長。05年4月に道町村会長に選出された。07年に全国町村会副会長に就任し、現在は常任理事を務めている。

提供 - 函館新聞社




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