函館大谷短大と遺愛高校が連携協定。来年度からホームヘルパー2級養成で

update 2009/10/30 10:02

 函館大谷短大(福島憲成学長)と遺愛女子高校(福島基輝校長)による教育連携協定調印式が29日、同大で開かれた。福島学長と福島校長が協定書に署名し協定を正式に締結。来年度から同校生徒が同大で行われるホームヘルパー2級養成講座を受講できることになった。

 今回の連携は、同高が学内で行ったアンケートで「福祉に関する資格を取得したい」との要望が高かったことがきっかけ。同高から相談を持ちかけられた同大は、コミュニティ総合学科のホームヘルパー2級養成講座に生徒の受け入れが可能と判断した。高校2年生が対象で、年間130時間の受講で資格が認定されるとともに、高校の授業単位として4単位が取得できる。

 調印式では両校関係者が見守る中、福島学長と福島校長が署名押印。福島学長は「両校とも仏教、キリスト教と宗教が母体の学校であり、福祉やボランティアには力を入れてきた共通点がある。今回の連携をきっかけに相互で協力しながら、今まで以上に地域の福祉に貢献できれば」とあいさつ。

 福島校長は「私たちの希望を快く受け入れてくれて大変感謝している。生徒にとって選択肢が広がることは素晴らしいこと。今度もさまざまな連携の可能性を模索していきたい」と語った。

 同高では12月にも生徒の希望を取って同大への受講者を決定。初年度は15人程度が受講するとみられる。

提供 - 函館新聞社




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