新型インフルワクチン 函館、北斗、七飯が低所得者世帯に免除券
update 2009/10/30 10:02
函館市と北斗市、七飯町は、新型インフルエンザワクチンの優先接種対象者のうち、低所得者世帯が一時的に料金を自己負担せず無料で接種を受けられるよう「費用負担免除券」を同一様式で発行することを決めた。2市1町の医療圏が同じため「様式が違うことで医療機関が混乱することを避けられ、スムーズな接種につながる」(各自治体)と期待される。11月2日から申請の受け付けを開始する。
国は、同ワクチン接種の日程を11月中旬以降順次進める計画で、優先接種対象者のうち市民税が非課税の世帯と生活保護受給世帯については、基本的に全額無料にするとの考え方を示している。2市1町もこれに従って進める。接種2回分の費用は、同一医療機関で行った場合6150円。
函館市をはじめ道内市町村では、妊婦と慢性呼吸器疾患のある人など最優先の基礎疾患がある人は、11月16日から接種開始の予定。これ以降、その他の基礎疾患のある人と就学前までの幼児に対しては12月上旬から、以降小学生や1歳未満児の保護者、中高生、高齢者の順で進める。
申請書は各自治体の窓口などで11月2日から配布し、同日から受け付ける。函館市では、申請時期にかかわらず接種スケジュールの優先順に免除券を発行する計画。受け取った人はこれを持ち、予約した医療機関で接種を受ける流れだ。
接種費の財源は、国と道の補助金が4分の3で、各自治体は4分の1を一時的に負担するが将来的には国が交付税措置するとしている。函館市の場合、優先接種対象者13万8032人中、無料対象となる低所得世帯の対象者は4万9152人。事業費は、摂取率を82.6%と見込んだ場合の接種費と事務費合わせて2億5900万円を見込む。
接種のスケジュールに関する問い合わせは各保健所と役場の保健担当課へ。
提供 - 函館新聞社
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