今夏公演の名シーンふんだんに 野外劇カレンダー4日に発売

update 2009/10/29 09:25

 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)は、「2010年版カレンダー」(B3判、8ページ)を11月4日から発売する。今夏公演の名シーンがふんだんに盛り込まれており、野外劇ファンに幅広く人気を集めそうだ。

 同会では資金確保の目的で、写真家、野呂希一さんが撮影した写真を使ったカレンダーを10年前から毎年作製している。

 今年は表紙に戊辰戦争の激しい戦闘シーン場面を配置。2カ月単位、全6ページのカレンダー部分には、例年は劇のストーリーを追った遠景を使用しているが、今年はより多くの出演者の表情を楽しんでもらおうと、一人一人の息づかいが伝わるクローズアップ写真を多用している。また最終8ページ目には、劇全体の構成と流れが一目で分かるように各場面の写真と解説が並んでおり、野外劇の観賞ガイドとしても活用できる。

 同会の坂上正治広報部長と演出コーディネーターの石川泰隆さんは「多くの市民の手によって野外劇が作られていることが伝わってる内容に仕上がった」と自信を見せる。例年カレンダーの半数以上を企業や団体が購入することから「一般の方は早めに申し込んで」と呼びかけている。

 価格は1部1000円(税込み)。発行部数は2000部。30部以上まとめて購入すると、企業名や団体名を無料で印刷するサービスもある。注文は電話のみで、郵送の場合は別途300円がかかる。問い合わせは同事務局рO138・56・8601。

提供 - 函館新聞社




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