函バスの車内にダスキンマット 床が滑りにくく、乗り心地向上
update 2009/10/28 12:01
函館バス(函館市高盛町、寺坂伊佐夫社長)は、清掃用品レンタルのダスキン下道函館営業所(同市富岡町、下道和男所長)と提携し、路線バスの車内に企業広告を織り込んだフロアマットを導入した。新たな広告媒体として収入確保につなげるほか、乗り心地が向上し、床が滑りにくくなることで安全性も高まる。両社によると、路線バスに広告入りのダスキン製マットを取り入れるのは全国初の試みという。
マットは大きさ約1.8メートル四方で、バス1台当たりに5枚設置。本格的な広告募集を前に、まず1台にダスキンの広告を入れたマットを敷き詰め、23日から運行を開始した。今後は順次、他企業の広告が入ったマットに入れ替えていく。最終的には全280台への導入を目指し、年内にも10台に増やす計画だ。
広告マットの導入は、ダスキン下道函館営業所から函館バスに持ちかけ、1年ほど協議を重ねて実現した。函館バスによると、路線バスの車内の床は木が主流で、マットを敷くのはあまり例がないという。同社は「快適に乗車してもらえるうえに、乗客の減少が続く中で広告収入源となり、それが最大の使命である路線の維持につながる」とメリットを挙げる。
マットは吸水性、防塵(じん)性に優れ、足への衝撃を和らげるなどの特長があり、週1回きれいなものに交換される。ダスキン下道函館営業所は「乗車中、確実に目に留まる広告となるだけでなく、利用者に優しい快適な車内環境になる。乗客が増え、広告主など皆にメリットが生まれることで、まち全体の活性化につながれば」と期待している。
問い合わせは函館バスTEL0138-51-3960。
提供 - 函館新聞社
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