北斗市、新駅北口整備で用水路移設提案

update 2009/10/27 10:38

 【北斗】北斗市議会の新幹線建設促進調査特別委員会(中井光幸委員長)が26日、市役所で開かれ、北海道新幹線の新駅北口整備にかかわり、市は改修予定となっている既存の国営かんがい用水路の移設を提案した。同特別委は市の提案をおおむね了承し、市は近く、用地の地権者や地域住民に合意を求め、関係機関と協議を進める考えを示した。

 市の案は、新駅北側にある用水路約500メートルを、整備が予定されている道道沿いに移設。現用水路が今後の北側整備で支障をきたすことが予想されていることなどから提起した。

 同用水路の改修事業は2006年度から14年度までの工期で国費で行われいる。市によると、函館開発建設部との事前協議で水路の移設は可能との回答を得ているという。移設に伴う用地買収や追加費用について、市がどの程度負担するのかは未定。同特別委は「関係機関に負担軽減を求めながら移設実現を目指したい」とし、市も特別委の意見を踏まえ協議を進めていくことを申し合わせた。

 このほか、同特別委が先ごろ、新駅の北口駐車場を整備する計画について見直しを求めたのに対し、所轄の市建設部は要請を重く受け止めるとしたうえで「道南地域の活性化の一大拠点として期待されており、市として必要最小限の機能確保する責任はある。駅南口整備を中心とした市の総合計画と整合がとれるよう対応策を慎重に考えたい」とした。

提供 - 函館新聞社




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