未来大サークル「Funbot」4回目V ロボットトライアスロン室蘭大会

update 2009/10/26 09:48

 公立はこだて未来大の学生サークル「Funbot(ファンボット)」が、このほど行われた第9回ロボットトライアスロン室蘭大会で総合優勝に輝いた。一度に空き缶を10個運べる完全自立型の移動ロボットで、走行タイムや技術面で高い評価を獲得。後輩と一緒に4回目の優勝を成し遂げ、メンバーは喜んでいる。

 この大会は毎秋札幌と室蘭で2回開催され、3つの障害が設定されたコースの走行タイムやデザインなどを競う。室蘭大会のノーマル部には20チームが出場した。

 メンバーは4年の佐々木啓太君、奥崎悟君、金野僚一君、2年の館山由季さん、1年の長村勝也君、畑つぐむ君、北山史朗君。製作したロボットは「カニ分家」と名付け、全方向への移動が可能な特殊タイヤを採用。長い棒で空き缶を一気に集めてアームで1個ずつ持ち上げ、格納して運べるよう工夫した。本番では好調に性能を発揮して総合得点は1483点に上り、2位と600点以上の差をつけた。

 前回の札幌大会ではエラーが発生し、競技参加を棄権する悔しい結果に終わったため、金野君は「札幌は練習通り動かなかったので、室蘭で実力通りの走りができて安心した」と説明し、館山さんは「先輩のものづくりの過程を見ることができて勉強になった」と話す。

 作業統括を担当した佐々木代表は「予算や場所があれば全国大会も目指せる実力がある。後輩の伸びに期待したい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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