大門横丁 イベント効果で前期並み
update 2009/10/26 09:48
函館市松風町の屋台村「大門横丁」を運営するはこだてティーエムオーは開業4年目の今期(2008年10月―09年9月)の営業実績をまとめた。来客数は約14万8600人、売り上げは約2億5100万円で、月別では冬季の閑散期に前期を下回ったものの、イベント効果もあって夏以降に巻き返しを図り、前期並みの水準となった。
大門横丁は2005年10月に開業し、23日で4周年を迎えた。1年目(05年10月―06年9月)は約23万9900人、約3億4300万円、2年目(06年10月―07年9月)は約15万9200人、約2億5500万円、3年目(07年10月―08年9月)が約15万700万人、約2億5100万円で、2期目以降は、ほぼ横ばいで推移。つまみ1品と飲み物1杯のセットをワンコイン(500円)で提供し、はしご酒を楽しんでもらう催し「大門横丁バル」が2期目から始まり、閑散期対策に一定の集客効果を挙げている。
今期は昨年11月から今年4月にかけ、来客数、売り上げとも前期から5―20程度%落ち込んだ。一方、7―9月はイベントやシルバーウイークなどの効果で前期を上回った。同社は「昨秋以降、リーマンショックによる不況の影響が懸念されたが、大きな落ち込みがなかった」とする。
7月は函館を含む全国6市の屋台村が集まった「屋台村サミット」が大門横丁で行われ、2日間で約3000人が来場。8月は開港150周年関連のイベントやJR北海道の広報誌で大門横丁のテナントが紹介された波及効果もあって客足が伸びた。9月のシルバーウイークが天候に恵まれ、5月の大型連休以上に好調だったことから、来客数、売り上げとも前年より10―15%増となった。
同社は「マンネリ化しないような魅力づくりが必須。これからの冬場の集客が鍵」と指摘。「バルだけでなく、忘年会、歓送迎会プランとして、予算額にプレミアを付けたお得なチケットをつくり、近隣企業に売り込みたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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