道南市民オンブズマンが市民フォーラム
update 2009/10/25 10:09
道南市民オンブズマン(大河内憲司代表)主催の市民フォーラムが24日、函館市民会館で開かれた。「議会を議員さんに任せっきりでいいですか?」と題し、講演やパネルディスカッションを通じて地方議会改革の方策を考えた。
約90人が参加。函館市や森町の議会議員らも訪れた中、フォーラムでは前栗山町議会事務局長の中尾修氏が「地方分権下における議会の役割」と題して講演。同町議会が2006年、全国初の議会基本条例を制定し、全議員参加の議会報告会を開催することなどを定めた点などについて説明した。
中尾氏は「政権交代が起きた今が地方自治改革のチャンス。議会が正確に作動しているか市民は確認すべきで、市長にすり寄るようでは議会は成り立たない」と述べた上で「行政も議会もディスクロージャー(情報公開)が必要。市民も行政にしっかりかかわってほしい」と力説した。
パネルディスカッションでは中尾氏のほか、森町長の佐藤克男氏、福島町議会議長の溝部幸基氏、函館市議の小野沢猛史氏がパネリストとして参加。
溝部氏は同町議会が進めた改革について「わかりやすく、町民が参画することと、町民としっかり討議することをポイントに置いた」と説明。佐藤氏は「議会側からいろいろ提案してくると思ったが、実際は町から出たものを審議する形。議会基本条例は斬新に感じるし、町民の関心も深まるのでは」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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