道南ゆめぴりか初出荷

update 2009/10/23 10:43

 【北斗】道産ブランド米の新品種「ゆめぴりか」の初出荷が22日、北斗市村内の函館育ちライスターミナルで行われた。今夏の天候不順で収量が少なく、品質基準に満たないコメも見られたが、出荷されたのは全量一等米。生産者らの期待を乗せ、道南産の新たな高級米が道央圏に送り出された。

 ゆめぴりかは今年道南では森町や今金町など約200ヘクタールで作付けされ、同施設には19日に森町内の農家20戸から102.3トンが持ち込まれた。この日までに乾燥やもみすり、等級検査などを経て袋詰めされ、石狩市内のホクレンの工場に向けてトラックに積み込まれた。

 同施設ではもみのまま集荷したコメを乾燥させ、玄米にして卸売業者に出荷する。ゆめぴりかはうま味を決めるとされるタンパク質の含有率が「コシヒカリ」に近い6.8%以下とする厳しい基準があり、冷夏による不作も重なって今季の出荷量は計約18.4トンにとどまった。

 新函館農協米穀課の三浦治係長は「ひとまずは6.8%(の基準内)がしっかりと出てほっとしている。今年は天候にも悩まされたが、出荷されたものは前評判通りの味が期待できそう」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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