函館市、ブルーインパルスの飛行を要望
update 2009/10/21 13:51
今年8月に行われた函館開港150周年記念事業のメーンイベント「ドリームボックス150」の目玉行事だった、ブルーインパルスの祝賀飛行が中止になったことを受け、函館市が自衛隊函館地方協力本部(東井勇治本部長)に、来年度の展示飛行を要望したことが20日、分かった。函館では初披露となるはずだった編隊飛行を楽しみにしていた市民も多かっただけに、市は「函館の活性化に向け、改めて飛んでほしい」と話している。
ブルーインパルスは航空自衛隊第4航空団(宮城県東松島市)の第11飛行隊の通称。展示飛行専門の部隊で、6機の訓練機が上空で華麗な編隊飛行を繰り広げる航空ショーを全国各地で行っている。
函館では「ドリームボックス」の呼び物として初開催が決まり、8月7日には市内上空でリハーサルも行われたが、本番当日の8日は上空が厚い雲に覆われ、無念の中止となった。
要請は今月上旬に谷沢広副市長らが東井本部長に対して行った。同本部はこれを受け、防衛省の航空幕僚監部に要望書や資料を提出している。同本部によると、ブルーインパルスの飛行を求める要望は今月いっぱいが提出期限で、同監部は全国各地からの要望を受け、年度内の来年3月までに来年度の飛行計画を決定する。
ブルーインパルスの展示飛行は航空基地外での実施は全国で年間5カ所程度といい、大規模な集客が見込まれる場合や、イベント性の高い場合などに限られる。市などは来年度に飛行が実現する場合、8月に開かれる港まつりの時期を想定している。
谷沢副市長は「市民の期待も大きかっただけに、中止は本当に残念だった。来年は150周年からの新たなスタートの年であり、函館を元気づけるものとして飛んでもらえれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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