エイチ・ビー観光がバスに新型インフル抑制の空気清浄機を搭載

update 2009/10/20 12:02

 貸し切りバス事業を展開する函館バスグループの「エイチ・ビー観光」(函館市高盛町)は、所有する15台(大型14、中型1)のバスすべてに、新型インフルエンザの感染力を抑制する空気清浄機を導入した。三洋電機(大阪)と群馬県衛生環境研究所の共同研究で効果が確認された製品で、貸し切りバスに搭載されるのは道内で初めてという。

 同社は道内観光ツアーのほか、道南の学校行事、町会や企業の旅行などで貸し切りバスを運行。10月に入り、インフルエンザによるキャンセルが出るなど、流行がピークを迎えたことを受け、導入を即決した。

 同製品は水道水を電気分解して作る「電解水」を霧状にして放出し、空気中のウイルスやカビ、アレルギー物質などを除去する。三洋電機と群馬県衛生環境研究所が「電解水」に感染者から採取したウイルスを10分間接触させる実験で、感染力を99%抑制する効果を実証した。

 高さ約17.5センチ、幅が約6.4―7.4センチと小型だが、1分間で6畳相当の空間に霧状の電解水を拡散。バスだと3、4分の稼働で車内に行き渡る。エイチ・ビー観光では、車内の乗降口に近い運転席の後ろに設置。13日から順次取り付け、20日に完了する。

 赤地照義専務は「水道水を使用するので体に害がない上、維持管理コストもあまりかけずに新型インフルエンザを予防できるメリットは大きい。きれいな空気の中でバス旅行を楽しんでもらいたい」と話している。

提供 - 函館新聞社




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