函館観光PR 韓国に出発…市長ら訪問団 ウラジオ訪問団の中学生も

update 2009/10/19 16:09

 韓国観光客の函館誘致を目指し、函館市の韓国観光客誘致訪問団(団長・西尾正範市長)が18日、同市高松町の函館空港で出発式を開き、ソウルに旅立った。一行は21日までの3泊4日の日程で、大韓航空や地元マスコミ、旅行代理店などを訪れ、函館観光のPRなどを行う。

 同訪問団は団長の西尾市長ほか、副団長の高野洋蔵函館商工会議所会頭など、市議会、函館国際観光コンベンション協会の代表者ら12人で構成。現地では19日にハンギョレ新聞、旅行代理店のHANAツアーなどを訪問。20日にはJNTO(日本政府観光局)や、今回初めてソウル以外の都市として隣接する高陽(コンヤン、人口約90万人)市を訪ねる。

 市空港課によると、今年の函館―ソウル線の旅客数は1―8月末までで2万4331人。世界同時不況や新型インフルエンザの影響で全国的に韓国からの観光客が減少する中、前年同期比で2・2%減にとどまっている。

 西尾市長は「韓国の観光客は函館にとって重要な存在。仁川空港に近い高陽市を訪問することで、函館の観光PRとともに今後の交流なども模索してみたい」と述べた。

 これに先立ち、市内中学生による姉妹都市・ウラジオストクへの訪問団(団長・矢本秀美戸倉中学校、26人)の出発式も開かれた。訪問団を代表して本通中3年の小笠原菫さんが「練習してきたヨサコイや歌を披露して、ロシアの人に日本の素晴らしさを伝えたい」とあいさつした。一行はホームステイしながら、現地の市役所や学校を訪問し交流を深め、25日に帰国する。

提供 - 函館新聞社




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