「生活の足」期待し乗車 「おでかけバス」試験運行開始

update 2009/10/17 15:34

 函館市が西部地区住民の利便性向上を図る目的で同地区を循環運行するコミュニティーバス「おでかけバス」の運行実験が16日、始まった。同バスの停留所では地域住民が案内パンフレットを手に、循環コースを試し乗りする姿が多く見られた。18日までは周知期間として無料で運行する。実験は12月30日まで。

 ルートは船見町から十字街の間を、7つの坂を上がり下りしながら循環する全長9.2キロ。38の停留所が設置されている。バスはリフト付きの26人乗りで、業務は函館バスに委託。時間は午前8時―午後5時過ぎまでで、約50分間隔で運行する。料金は大人100円、一日乗車券は300円。

 初日は無料ということもあり、循環コースを丸一周して利便性を確かめる市民が多く見られた。市電との乗り継ぎポイントである十字街から乗車した末広町の主婦、山田徳子さん(73)は「元町を散策したいという時に利用すれば便利かなと感じた。料金も安価でいいと思う。ただもう少し本数があればもっと便利だと感じた」。バスの折り返し地点である船見町に住む主婦、石田靖子さん(70)は「生活の足として使いたい。これまで買い物の時には歩いて1日に何度も坂を往復していた。これから冬場を迎えるしありがたい」と話していた。

 市は事業化のめどを1日あたり450人と設定し、見込める場合、公共交通事業者に本格運行に向けた要望を行う。また21日まで函館山ロープウェイの法定点検作業の影響で、一部う回運転を実施する。運行に関する問い合わせは函館バスTEL0138-51-3137。

提供 - 函館新聞社




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