「市街地連絡バス」来年度も運行継続

update 2009/10/15 18:00

 【北斗】北斗市は14日、市役所で地域公共交通会議を開き、合併前の旧上磯町、旧大野町の中心部を結ぶコミュニティーバス「南北市街地連絡バス」の運行を2010年度も継続する考えを示した。

 運行初年度となった昨年度は収入が当初計画の半分程度にとどまったが、本年度は利用客が9月現在、前年同期と比べ上回っており、運行継続への判断材料とした。ただ、採算ベースに乗せるには中高生の通学利用が激減する土・日曜、祝日の利用拡大が課題となっている。

 会議では、市企画財政課の担当者が利用実績を説明。昨年度は通年2万5660人で1日当たり71・5人。夏・冬ダイヤ別にみると、中高生の通学利用が増える冬ダイヤは1日当たり133・5人と夏ダイヤの約3・6倍となっている。

 また、本年度の利用状況は夏ダイヤを4便廃止し1日12便で運行したが、利用客は9月末現在で前年同期よりも112人多い6736人となった。そのうち、通学利用が全体の27・5%、旧大野地区のせせらぎ温泉が26・5%。残りの46%はその他とし、利用目的が多種多様で同課は「利用実態、ニーズの把握に努め、運行方法を検討したい」とし、来年1月末までに10年度の運行案を示すことを申し合わせた。

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