岩村、小林、川村氏立候補…八雲町長選 18日投開票

update 2009/10/14 13:15

 【八雲】任期満了に伴う八雲町長選挙が13日告示され、届け出順に新人で前町議の岩村克詔氏(52)、新人で前町議の小林石男氏(60)、現職の川代義夫氏(66)の3氏が立候補した(いずれも無所属)。同日告示された町議選は、八雲選挙区に15人(定数14)、熊石選挙区に9人(同6)が立候補した。

 現職対新人2人の三つどもえとなった今回の選挙では、4年間にわたり新町の基盤づくりを進めてきた実績を訴える現職の川代氏に対し、経営者としての行動力でまちづくりを訴える岩村氏、1次産業を軸とした地域活性化を掲げる小林氏が激しく火花を散らす。

 同町は2005年10月に旧八雲町と旧熊石町が支庁の枠を超えて合併し誕生。前回の町長選挙では、当時、八雲町助役だった川代氏が無投票で初当選した。

 岩村氏は静内町(現ひだか町)出身。八雲高校卒業後、自ら会社を興し05年に町議初当選。企業経営の経験と人脈を生かし、自らトップセールスマンとして地域産物をPRし町おこしに力を注ぐとし、町政の無駄を見直し、不平等のない行政運営を訴える。

 小林氏は八雲町出身。八雲高校卒業後、農業に従事しながら4期14年町議を務めた。1次産業振興に重点を置き、地場産品を全国的にアピールしながら、若者の働く場所を確保するとともに、高齢者が安心して生活できる環境づくりを訴える。

 川代氏は八雲町出身。八雲高校卒業後、町役場に勤務。町長就任後は、合併後の町政運営に尽力。医療福祉の充実により安心して暮らせるまちづくりを目指すとともに、1次産業の生産基盤整備や次代を担う子どもたちの育成支援に重点を置くと訴える。

 投票は18日午前7時から午後8時までで、一部の投票所で終了時間を繰り上げる。即日開票し、町長選、町議選とも同日午後11時過ぎに大勢が判明する見通し。12日現在の有権者数は八雲地区が1万3306人、熊石地区が2658人。

提供 - 函館新聞社




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