20日からウラジオに訪問団派遣
update 2009/10/11 13:24
函館市と函館市議会は20―25日の日程で、姉妹都市のロシア・ウラジオストクへ公式訪問団を派遣する。ロシア極東国立総合大学が創立110周年を迎えるにあたり、同大から招待を受けての派遣で、記念式典への参加や同大関連施設の訪問などで交流を深める。同時期には中学生海外派遣事業として、市内の中学生21人も同市を訪れる。
同市への訪問団派遣は2年連続で、西尾正範市長は同時期に観光プロモーションの一環で韓国を訪問することから、今回は工藤寿樹副市長を団長に、能川邦夫市議会副議長ら6人が参加する。
現地ではプシカリョフ・イーゴリ市長らへの表敬訪問や、21日に開かれる極東大の創設110周年記念式典と記念パレードを視察。同校付属の東洋大学、観光大学、ロシア語学校なども訪問し、函館校への留学経験がある学生らと交流する。
これに加え、同市に近いルースキー島が2012年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の会場となることから、島内で進む各種開発の状況も視察する。同会議の終了後には、極東大の新キャンパスが移転し、各施設を活用するという。
また、中学生のウラジオ派遣は2年ぶり6回目。18日に函館を出発し、韓国・仁川を経由して19日にウラジオ入り。現地でホームステイをしながら、学校や日本総領事館などを訪れる。
市教委によると、本年度の中学生海外派遣は当初、同じく姉妹都市のユジノサハリンスク市(ロシア)とレイク・マコーリー市(オーストラリア)を予定していたが、ユジノ市は函館との定期便運航が休止中であり、レイク市は春先に新型インフルエンザが流行したため、7月までに派遣を見合わせていた。今回は工藤副市長らの訪問に合わせる形で実現する。
市教委は「ウラジオ市側も好意的に受け入れてくれ、ありがたいこと」と話している。
提供 - 函館新聞社
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