鉄道ざんまい はじける笑顔 鉄道の日イベント

update 2009/10/11 13:23

 14日の「鉄道の日」にちなみ、JR北海道の五稜郭車両所(函館市港町1)が一般公開された。大勢の家族連れが訪れ、ミニSL弁慶号の乗車体験や普段見られない施設の見学を楽しんだ。北海道新幹線新函館開業対策推進機構による共催イベントで、来年の新青森開業に合わせて商品化を目指す「北海道新幹線アイデア弁当」の試食会も行われた。

 「鉄道の日」は、1872(明治5)年10月14日に東京・新橋―横浜間で国内初の鉄道が開通したのを記念して制定された。JR函館支社では、鉄道を市民に身近に感じてもらおうと、毎年イベントを開催している。

 この日は敷地内の特設レールの上を往来するミニSL弁慶号の乗車体験が一番人気。幼児や小学生の行列が途絶えることはなく、乗車した子供たちは満面の笑みで保護者に手を振り、記念撮影してもらっていた。同市東川町の永江秀聡ちゃん(5)は「機関車が黒くてびっくり。走るのがすごかった」とにっこり。線路上での補修・点検時に作業員の移動手段となるレールスターの乗車体験なども人気を集めていた。

 このほか車両展示では、今年初めて振り子特急「281系スーパー北斗」の車体傾斜を体感できる乗車体験を実施。路線を走行する列車に障害物が触れないよう測定する「建築限界測定試験車」も展示され、カメラに収める愛好家の姿もあった。

 併せて行われた「北海道新幹線アイデア弁当」の試食会では、抽選で当たった150人に無料でハーフサイズの弁当を配布。アンケートを実施し、同機構は「多くの人に試食してもらい、アンケート結果を改良を加える材料にしてよりいいものを商品化したい」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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