台風18号、道南でも風雨強まる
update 2009/10/9 13:53
非常に強い台風18号は8日午前に愛知県に上陸し、勢力を弱めながら日本列島を北上。渡島・桧山管内でも8日午後から風雨が強まり、交通機関に乱れが生じたほか、休校や下校時間繰り上げなどの措置を取る学校もみられた。
渡島、桧山地方は同日、風速25メートル以上の暴風域圏内には入らなかったものの、午後から波が高くなり、函館市の住吉漁港では防波堤に打ち寄せられた高波が上空高く舞う光景も見られた。松前では降り始めの同日午前10時から午後9時までの降雨量66.5ミリを観測した。
気象庁によると、台風18号は9日午前6時ごろ根室市の南約180キロに達し、夕方には本道の東に抜けるとみられる。道南の雨は同日午後に上がる見込みだが、強風と高潮への警戒は必要。
JR北海道では8日、函館発八戸行きの特急白鳥18号など4本が部分運休したほか、同白鳥32号など8本が全区間運休となり、合わせて約1560人に影響があった。津軽海峡フェリーでは同日、函館―青森間の午後2時以降の9便を欠航とした。函館―大間間3便も欠航し、合わせて約200人に影響があった。ハートランドフェリーは同日、江差発奥尻行き1便を欠航とし、約20人に影響があった。
ANA(全日空)は同日、名古屋発函館行き391便と折り返しの392便を欠航とし、計約240人に影響があったほか、大阪発函館行き1789便も欠航とし、約80人に影響が出た。AIRDO(北海道国際航空)は同日、函館―東京間2便を欠航とし、約450人に影響があった。
函館土木現業所は同日、道道41号(函館恵山線)の約1.6キロを高波のため8日午後1時から通行止めとした。う回路は国道278号線。また、同土現松前出張所は同日、道道607号(石崎松前線)の約18キロを落石の恐れがあるため午後5時から通行止めとした。
渡島教育局によると同日、函館中部高定時制と函館工業高定時制が休校となったほか、函館南茅部高と函館工業高が2時間、函館西高、函館千代ケ岱小、知内小が1時間ずつ下校時間を繰り上げた。このほか函館三育小も授業を午後1時15分で切り上げた。
提供 -
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。