函館視力障害センターが出前講習実施へ
update 2010/9/25 12:08
函館視力障害センター(函館市湯川町1)は、職場に講師を派遣し、視覚障害者の介助方法などを指導する出前講習会を始める。接客、介護などを通して視覚障害者と接する業務を行う事業所が対象。同センターは「視覚障害者を支える地域の輪を広げたい」としている。
視覚障害者を支援するための講習会は、函館市社会福祉協議会で行っている小中高生らを対象にしたノーマリー教室か、有志のボランティア関係者が視覚障害者のガイドヘルパーに講師を依頼して実施しているが、事業所への普及はまだまだ不十分。
一方で、視覚障害者を支援したいという思いはあっても、どこで教えてくれるのか分からないとの声もあり、こうした実情を受けて、出前講習を実施することにした。
内容は実習を中心に視覚障害者への初歩的な介助や接し方を指導するほか、目隠しなどして視覚障害の状態を体験してもらう。同センターで職場側の要望や業務の内容に応じてプログラムを作成し、支援課の職員を派遣する。澁谷公平支援課長は「地域に出向いて一人でも多く支援者を増やしていきたい。気軽に相談してほしい」と話す。
函館視覚障害者福祉協議会の島信一朗理事長は「視覚障害者の社会参加は市民の理解がベース。センターの小回りの効いた活動に期待したい」としている。
受講料無料。申し込み、問い合わせは同センターTEL0138・59・2751。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。