市都市景観賞に末広町の「齊藤邸」
update 2010/9/23 13:21
都市景観に配慮した建物や景観づくりに貢献した団体・個人を表彰する本年度の函館市都市景観賞の受賞者が22日発表され、末広町の「齊藤邸」が選ばれた。個人と団体の受賞は昨年に続いてなかった。表彰式は10月1日に函館市役所で開かれる。
同賞は5年以内に新築、改築した建物を対象に選定する。西部地区の歴史的な街並みに配慮し、周辺の環境に調和したデザイン、色彩などを工夫した建物で、歴史的な建築様式を継承していることなどが条件。今回で16回目の開催となる。
木造建築の「齊藤邸」は、末広町の人通りの多い場所に立地。選考委員会からは「プライバシーの確保に努めながらも、塀の一部をデザイン性に富む金物で装飾しながら開口部を設けており、塀内部のミニガーデンと歩道上の街路灯などが調和して行き交う人の心をなごませている」などと評価された。
またレンガをイメージしたデザインの防火壁などを設置するなど、函館の伝統的な様式を新しい建材で表現。隣接する伝統的建造物群保存地区や地域景観に対する配慮を行っている。設計は川嶋建築総合研究所(川原町、川嶋紀夫所長)、施工は加藤組土建(千歳町、加藤健太郎社長)が担当した。
提供 - 函館新聞社
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