道南最高齢、107歳の佐藤カシクさん死去
update 2009/10/9 13:52
【乙部】渡島・桧山管内で最高齢の佐藤カシクさん(乙部町)が8日、老衰のため町内の病院で死去した。107歳だった。
佐藤さんは1902(明治35)年2月15日、現在の利尻町で生まれた。地元の仙法志高等小学校尋常科を卒業後、18歳から大阪の商店で見習い奉公をしていた。21歳になって故郷の利尻に戻った際、兄が働いていた樺太(サハリン)へ。兄の友人だった郁三さん(故人)と出会って結婚。2男9女をもうけた。夫妻は45年8月の終戦まで現地で呉服店と履物店を営んでいた。終戦後は一時、樺太の旧豊原市に住まいを構えたが、47年に北海道に引き揚げ、当時の乙部村に落ち着いた。
100歳を迎えた後も、かくしゃくとした姿で町内を散歩したり、器用に編み物をするなど元気な様子だったという。通夜は9日午後7時、告別式は10日午前9時から、町内の長徳寺(元町310)で営まれる。喪主は長男の通泰さん。
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